防災ニュース

令和6年能登半島地震に関する秋田県の対応について(4月22日更新)

地震の概要

1 発生日時  

令和 6 年 1 月 1 日 16時10分

2 震源及び規模(暫定値)

  •  場所:石川県能登地方(北緯 37.5 度、東経 137.3 度)
  •  規模:マグニチュード 7.6(暫定値)
  •  震源の深さ:16km(暫定値)

3 各地の震度(震度 5 強以上)

  •  石川県

震度7:志賀町

震度6強:七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町

震度6弱:中能登町、能登町

震度5強:金沢市、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、能美市、宝達志水町

  •  新潟県

震度6弱:長岡市

震度5強:新潟中央区、新潟南区、新潟西区、新潟西蒲区、三条市、柏崎市、 見附市、燕市、糸魚川市、妙高市、上越市、佐渡市、南魚沼市、 阿賀町、刈羽村

  •  富山県

震度5強:富山市、高岡市、氷見市、小矢部市、南砺市、射水市、舟橋村

  •  福井県

震度5強:あわら市

 

秋田県のこれまでの対応状況 

1 発災直後の対応

  •  発災後直ちに、秋田県災害対策本部において、県内の被害状況等に関する情報収集を開始。1月1日19時現在で、県内での被害発生がないことを確認しました。
  •  併せて、能登半島地域での被害発生の状況を踏まえ、被災地支援の準備を開始しました。
  •  ただし、現地の道路被害が甚大で、半島地域のため避難所や被災箇所へのアクセスが困難なことから、政府及び全国知事会では、各種準備を整えながら要請により指定箇所に直ちに出動する方式を原則とする方針です。
  •  本県においては、各種支援物資を確認し、要請があり次第送付可能な状態にするとともに、各種人員の派遣準備を進めました。

2 1月3日以降の対応

 総務省、厚生労働省、全国知事会からの要請に基づき支援準備を進め、県内関係機関とも協力しながら、下記の対応を行ってきました。

(1) 保健福祉医療活動チームの派遣

① DMAT(災害医療派遣チーム)

    〇 DMATロジスティックチーム

        秋田大学医学部付属病院医師等3名を派遣。

       派遣期間:1/7~1/12  

       派遣先:石川県保健医療福祉調整本部(珠洲市健康増進センター)

    〇 DMAT

      第1次7チーム  31名

       派遣期間:1/7~1/10 

       派遣先:石川県能登医療圏DMAT活動拠点本部

      第2次7チーム 35名

       派遣期間:1/9~1/15

       派遣先:石川県能登医療圏DMAT活動拠点本部

      第3次3チーム 12名

       派遣期間:1/17~1/29

       派遣先:石川県珠洲市保健医療福祉調整本部(珠洲市健康増進センター)

② 日赤救護班

    日本赤十字社本社より秋田県支部に対し、救護班の派遣を要請。日本赤十字社石川県支部災害対策本部で活動

 ○ 救護班

  第1班(活動期間:1/ 8(月)~1/12(金))

  第2班(活動期間:1/19(金)~1/23(火))

  第3班(活動期間:1/27(土)~1/31(水))

  第4班(活動期間:2/ 5(月)~2/ 9(金))

  第5班(活動期間:3/ 2(土)~3/ 6(水))

 ○ コーディネートチーム

  第1班(活動期間:1/30(火)~2/ 5(月))

③ 保健師等の派遣

    18班延べ72名を派遣。

        派遣期間:1/10~3/31

        派 遣 先:いしかわ総合スポーツセンター(石川県設置の大規模避難所)

④ DWAT(災害派遣福祉チーム)

          1月30日から延べ3班(11名)を派遣。

          派遣期間:1/30~2/10

          派 遣 先:石川県庁内DWAT事務局(石川県金沢市)ほか

⑤ DPAT(災害派遣精神医療チーム)

    秋田県立リハビリテーション・精神医療センターの1チーム4名を派遣。

        派遣期間:1/12~1/18

        派 遣 先:能登医療圏DPAT活動拠点本部

⑥ JMAT(日本医師会災害医療チーム)

第1班(5名)(活動期間:1/14(日)~1/18(木))

第2班(4名)(活動期間:1/17(水)~1/21(日))

第3班(5名)(活動期間:1/20(土)~1/24(水))

第4班(4名)(活動期間:1/20(土)~1/25(木))

第5班(4名)(活動期間:1/23(日)~1/27(土))

第6班(5名)(活動期間:1/26(金)~1/30(火))

第7班(4名)(活動期間:1/29(月)~2/ 2(金))

第8班(5名)(活動期間:2/ 1(木)~2/ 5(月))

第9班(5名)(活動期間:2/ 4(日)~2/ 8(木))

第10班(4名)(活動期間:2/ 7(水)~2/11(日))

第11班(4名)(活動期間:2/ 8(木)~2/13(火))

第12班(4名)(活動期間:2/10(土)~2/14(水))

第13班(5名)(活動期間:2/13(火)~2/17(土))

第14班(5名)(活動期間:2/16(金)~2/20(火))

第15班(4名)(活動期間:2/19(月)~2/23(金))

第16班(5名)(活動期間:2/22(木)~2/26(月))

第17班(5名)(活動期間:2/25(日)~2/29(木))

第18班(5名)(活動期間:3/17(日)~3/21(木))

(2) 行政職員の派遣

① 1月14日付けで新潟県から総務省を通じて、本県に対して「総務省応急対策職員派遣制度による対口支援」の要請があったことを受け、秋田県及び県内市町村職員 20名×3班を派遣。

活動内容:家屋被害認定調査業務

派遣期間:1/18~2/1

派 遣 先:新潟市

② 全国知事会から本県に対して「全国都道府県における災害時等の広域応援に関する協定」に基づく連絡調整業務に従事するため、応援職員4班延べ4名を派遣。

活動内容:石川県庁とDPAT(精神医療チーム)との連絡調整業務

派遣期間:2/5~3/1

派 遣 先:石川県庁

③ 3月8日付けで環境省から本県に対して「災害対応に関する人的支援」の要請があったことを受け、秋田県職員 2名を派遣。

活動内容:公費解体に係る申請受付等業務

派遣期間:3/10~3/16

派 遣 先:七尾市

(3) 支援物資の提供

① アルファ化米 10,000食

 内訳:白飯、五目ご飯、ドライカレー、白がゆ 各2,500食

 (1月31日要請、2月1日輸送、2月2日到着)

② ブルーシート 1,034枚

 内訳 3.6m×3.6m 558枚

    5.4m×5.4m 476枚

 (2月2日要請、2月5日輸送、2月6日到着)

※今後も、石川県や救援物資の総合調整を行っている内閣府からの要請に応じて、必要な物資の提供を行っていきます。

3 2次避難者への対応

  •  1月10日朝に馳石川県知事と佐竹知事とが電話会談しました。
  •  馳知事からは、医療チームと保健師の派遣に感謝の言葉をいただきました。
  •  佐竹知事からは、「遠方なので2次避難先は近郊の県になると思うが、長期になれば秋田や東北に縁故がある被災者が、秋田や東北への2次避難を希望する可能性も想定されることから、本県では、

    〇 宿泊施設における300名程度の受入れ(※2/1時点で1,500名弱の受入れ態勢を整備)

    〇 バスによる移動のサポート

    〇 当面の身の回りの必需品の支給

の準備は整っている」旨を伝え、馳知事からは、その際はよろしくお願いするとの発言がありました。

 

 

問い合わせ先

 ○ 医師派遣関係

   医務薬事課 政策・地域医療チーム

   TEL 018-860-1406

 ○ DPAT派遣関係

   障害福祉課 調整・障害福祉チーム

   TEL 018-860-1331

 ○ 保健師等派遣関係

   保健・疾病対策課 調整・自殺対策・母子保健チーム

   TEL 018-860-1422

 ○ 行政職員派遣・支援物資関係

   総合防災課 危機管理・防災支援チーム

   TEL 018-860-4563

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