秋田焼山の周辺には、目には見えない高濃度の火山ガスが噴出・滞留している危険エリアがたくさんあります。
1986年(昭和61年)には、仙北市田沢湖玉川の叫沢地区において、観光客が火山ガスを吸って亡くなるという痛ましい事故も発生しています。
指定された登山道以外には決して立ち入らないでください。
○叫沢周辺の火山ガス噴出口では、致死量の数十倍の濃度の硫化水素が観測されています。
○叫沢周辺を含む次の地図の赤色のエリアでは高濃度の火山ガスが観測されています。これ以外のエリアでも火山ガスが噴出している可能性がありますので、青色の登山道以外には、決して立ち入らないようにしてください。(赤線の登山道は通行禁止です。)
○国道341号の紫色の区間では、駐停車したり立ち止まったりせずに通過してください。
出典:国土地理院ウェブサイト
○高濃度の火山ガスを吸い込むと、呼吸困難で死に至ります。
○高温の火山ガスは水蒸気を含んで勢いよく噴出するため目に見えますが、低温の火山ガスは目には見えず、極めて高濃度の硫化水素や二酸化炭素が静かに放出されているため、大変危険です。
○火山ガスは低い場所に集まるので、くぼ地などには降りないようにしてください。
○強い臭気を感じたときは、濡れたタオル等でマスクをして直ちにその場から離れてください。
○1986年(昭和61年)には、仙北市田沢湖玉川の叫沢地区において、観光客1名が火山ガスを吸って亡くなられています。
○痛ましい事故を無くすため、指定された登山道以外には決して立ち入らないでください。
【1986年(昭和61年)5月9日 秋田魁新報夕刊】